空き家を長い期間放置すると、汚れや雑草で景観が乱れるほか、放火・不審者の侵入・監禁など事件につながる恐れがあります。
このため、ご近所とのトラブルも心配です。
この記事では、空き家を管理する目的、自分で維持作業をおこなえない場合の管理方法についてご紹介します。
空き家を管理する目的と自分でおこなうメリット
建物は人が住んでいない状態で放置すると急速に傷みが進み、売却や活用が難しくなりかねません。
また、景観や衛生面の悪化を引き起こし、ご近所とのトラブルにつながる可能性も考えられます。
長期的に放置された空き家の所有者は、市町村から適切に維持するよう指導され、改善されなければ特定空き家に指定されるかもしれません。
特定空き家になると固定資産税などの住宅用地特例の対象から除外されるほか、50万円以下の罰金や高額な改善費用の請求を受けることもあります。
空き家であっても適正に管理する目的は、このような事態を防ぐ点にあると言えます。
自分で管理をおこなうと、最低限の費用で済むだけではなく、ご近所付き合いが深まるなどのメリットも期待できるでしょう。
空き家を自分で管理するのに必要な道具
空き家の管理を自分でおこなうためには、まず適した服装や道具を用意することが大切です。
動きやすく汚れても良い服装を選び、室内用の靴やスリッパ、軍手・雑巾・バケツ・ほうき・ゴミ袋などの掃除道具、脚立・懐中電灯などを用意します。
また、修繕場所や清掃の進捗を記録できるカメラを準備しておくと便利です。
ほかに、ドライバーなどの工具や、ウエットティッシュ・暑さ寒さ対策グッズ・作業工程のチェックリストがあると良いでしょう。
空き家を自分で管理する方法とできない場合の対処
定期的な管理作業としては、湿気による腐食を防ぐための換気、水道管が錆びて破裂するのを防止するための通水が必要になります。
また、雨漏りがないことを確認し、雨漏りを見つけたときは天井や柱の木造部分を腐らせてしまう原因にもなるので、速やかな対処が必要です。
雑草を放置すると害虫の温床となるため、家や近隣に悪影響を及ぼさないよう、定期的な除草が必要になります。
また、あふれ出た郵便物を狙った放火も考えられるため、ポスト内も定期的に確認し不要なものは処分することが大切です。
ただし、空き家から遠距離に住んでいる、または体力面で問題があるなどの理由により、管理を自分でおこなえない場合もあります。
自分で管理できない場合は、不動産会社に管理を委託したり売却を依頼したりすることも有効な方法なので、検討してみてはいかがでしょう。
まとめ
空き家の管理を怠ると特定空き家に指定される可能性があります。
建物を維持するためには換気や通水など定期的な作業が必要ですが、自分でおこなえない場合には不動産会社に管理を委ねる方法もあります。
空き家の管理でお困りの方は、弊社までお気軽にご相談ください。
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